108の鐘

            
銅造十一面千手観音立像


 本尊仏で本堂に安置されている。寺の開山である法道仙人の護念持仏を、頸に鋳込んでつくったのがこの観音菩薩像と伝えられている。

 像の高さは58.2cm・台座14cm、厨子におさめられており、銅造ながら木彫における寄木造と同じように、手と胴とを別々に鋳造して取付けるという技法を用いているのは珍しい。 
 
 作風が繊細優美なこともこの仏像の特色といわれ、藤原時代末〜鎌倉時代初期の作であることをうかがわせる。本像は秘仏で33年毎に開帳され



















木造薬師如来坐像

 
 薬師堂に安置されているが、もとは奥の院の本尊仏であった。

 寄木造・玉眼嵌入で像高77cm・台座34cm・光背126cm、一見したところは温雅平明であるが、その中にしっかりとしたものを感じさせる作風は、鎌倉時代に入ってから作られたことを示すものといわれている。











写真・文:氷上郡教育委員会 平成元年8月発行 「氷上郡の文化財」より引